お互いに
互い
日本の素晴らしい情緒を、シンプルで力強い表意文字で表現しました。
同じ形が2つ重なっている様な形に注目してください。
このように互いに依存し合うことで、全体が成り立っているということです。
お互いを信頼し、自分たちの共同体を信頼することの大切さが、この壮大な表意文字の精神に込められています。
弥生時代の初めに、日本に水田稲作が伝来した時、共同体の存続のため互いに協力する必要性が、気まぐれな利己主義の欲求より優先されたのです。
互いの奥深さは、日本人の精神に深く刻み込まれており、互いにまつわる感情や感覚は、西洋の教義に洗脳された者には説明できないし、理解もできないでしょう。
実際、西洋の教義は、個人を自分のルーツや先祖から切り離し、原始的なジャングルの勝者がすべてを手に入れるという精神性を残しているのです。
羊の皮をかぶった魂なきオオカミが、伝統や国宝や生き方といった、魅力的な世界を食い荒らすのです。
この互いという言葉の意味をより深く理解するきっかけとなったのは、「カブシキガイシャ・アメリカの日本解体計画」という非常に有益な日本語の書籍に出会ったことでした。
堤未果氏のこの驚くべき本から得られるものは、日本人が真の敵を認識し、互いの大和魂を発揮して団結し、日本人と私たちの生活様式に対する邪悪で重大な脅威を打ち負かす必要があるということです。
さらに興味深いのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が1904年に出版した『解釈の試み』の「産業の危険」という章で、この重大な危機の根源を鋭く描写していることです。
この激動の時代に日本人が考えるのは、未来への道は過去にあり、現代への反映は、先祖崇拝によってつながっている、古代日本文明の反映であることが分かるでしょう。
日本人の暗黙の社会的慣習は、多くの概念の中に残っていますが、日本語を読み、日本に住まなければ理解することも、説明することもできないでしょう。
ここ「神々の土地」で日本人は今、互いの力を発揮し、社会的信頼、コミュニティの尊厳、そして互いの名誉の力を発揮しているのです。