コール ミー グランドファーザー
コール ミー グランドファーザー
私の初孫には「グランドファーザー」と呼んでもらいたい。
となると、日本語を母国語とする彼にとって、発音が問題になるでしょう。
英語は世界的なコミュニケーションツールですが、発音の難しさが日本人を永遠に苦しめることになっています。
英会話のほとんどに、日本人にとって耳慣れない発音が含まれているからですね。
孫に「グランドファーザー」と言わせることで、この後一生つきまとう発音の練習きっかけになるでしょう。
「グランドファーザー」の頭にある「R」の発音は、日本人にとって大の苦手であると共に、二重子音の「GとR」にもなっているので更に厄介です。
更に後ろの「TH」の発音も苦手ですね。
ポイント
(1)日本語には二重子音が存在しない。
(2) 日本人にとって、最も難しい発音は、「R」と「L」、そして「B」と「V」と「TH」である。
(3)日本語には非常に微妙なニュアンスが含まれており、これが日本語を学ぶ外国人の悩みの種である。
島国日本では、混血児のことを「ハーフ」と呼ぶことがあります。
「ハーフ」という呼び方は西洋の英米人の間では異論があるようですが、実は日本人は戦後間もなくから、無邪気に混血児を「ハーフ」と呼んでいました。
日本の私の住む田舎では、私の娘もそう呼ばれていました。
しかし古臭い「ハーフ」という言葉に代わって、現代的でより適切な用語である「ハイブリッド」と呼んではいかがでしょうか。
さて、私の孫の誕生は本当に幸運なタイミングでした。
というのも、孫の誕生からちょうど1ヵ月前、私の父であり、私の孫の曽祖父が神様になったばかりだったからです。
今は亡き私の父の魂が、我が一族のDNAを後世に残すべく、曽孫に転生したのです。
父は死ぬまで「生まれながらの人情」を忘れない人でした。そして幸運にも、彼が出会った全ての人々に愛されてきました。
この異常な時代に、すべての人が考えなければならないことは、「どのような世界を後世に残すのか」ということです。
太陽の子孫達にどのような世界が残されているのでしょうか?
本来、全ての子どもたちは純粋に生まれてきます。
しかし、文化的、社会的な儀式の影響により、その純粋な子供達も、人種や宗教という概念を内に秘めるようになります。
残念なことに、特に宗教に関しては他の宗教との共通点を認める事は少なく、粗探しから始まり、そして偏見へと繋がります。
私達の世界と子孫の未来のために、私達の子供や孫達は、自分たちの文化の接点を全体的に理解する必要があります。
また、他の文化やその中に含まれる独自のプロトコル、物語、神話の重要性も認識しなければなりません。
さて、日本人は常に他国の文化を取り入れ、それを日本的な上質な物に作り変えるという素質を持っています。
そして今、私達の孫の世代はテクノロジーという素晴らしいツールによって、世界中の同好の士が集う奇跡的なコミュニティを構築する機会を得ました。
未来の指導者達は、世界中の多様な文化的特徴を理解し、共通の人間性を示し、世の中の脆弱な部分を補い、統一された世界全体へと導いてくれる事でしょう。
凰玄くんコール・ミー・グランドファーザー。
どうぞよろしくお願いします。