マッサージ・マイソウル

Sep 2, 2020インスピレーション, ブログ

マッサージ・マイソウル

幼い頃、母に顔のマッサージをしてもらって以来、心身のリラクゼーションと若返りの大切さを実感しています。

数十年前、台湾行きの飛行機を待っていた私は、成田空港で最愛の友人ジョンと出会いました。意気投合した私達は、その後二人でタイに旅行に行きましたが、これはその時の話です。

彼は、バンコクにあるワットポーという素晴らしい仏教寺院でマッサージを受けようと提案してくれました。ワットポーは、タイの伝統的なマッサージの発祥の地としても知られており、今でもこの寺で受け継がれています。

この壮大な寺院に到着すると、床にマットが並べられた広々と開放的な部屋に通されました。そこには見ず知らずの人たちが並び、全員が本格的なタイ式マッサージを受け、至福の時を迎えているという、控えめに言っても超現実的な雰囲気でした。

あの特別な場所と時間の中で、私達は他の皆と一つになっていたと感じました。

しかしこの旅にはもっと多くの物語がありました。

その夜、私たちはミャンマーのラングーンへ飛行機で向かい、街中心部にあるチーク材でしつらえたレストハウスに泊まりました。

このレストハウスの名前は「スリーシーズンズ」と言いました。

魅力的なラングーンの街で、初日のトレッキングから戻ってきた私は、このレストハウスのとても魅力的な中国系ビルマ人、ミミという女主人に「ミャンマーには三つの季節があるのですね。」と冗談めかして言いました。

暑い
更に暑い
最も熱い

私たちがラングーンに到着した夜、猛烈な暑さと湿度の中で、エアコンをつけていたにもかかわらず、私は一晩中、朝までびっしょりと汗をかいていました。

汗だくで目が覚めた時、自分の体が少し心配になった私はジョンに「熱帯性の虫にやられたのかもしれない。」と言いました。

しかし彼は私に「そうなのかな?でも今の気分はどうなの?」と聞きました。

「そういえば、全くもって絶好調だ!」と私は彼に素直にその時の気持ちを伝えました。

私の親愛なる賢明な友人ジョンは、さらにこう続けました。「ワット・ポーでのタイマッサージ中に、体内から毒素が排出された訳だけど、その効果が持続して、一晩中もっと汗をかいて毒素が出たに違いないよ。」

私の小さな不安は解消され、素晴らしいレストハウス「スリーシーズンズ」の素晴らしいミミに、極上のビルマ式マッサージを受けられるように手配を頼みました。

ミミは、喜んで彼女の行きつけのマッサージの女性を紹介してくれると話し、昼食後にスリーシーズンズのロビーで待ち合わせをすることになりました。

待ち合わせ時間にロビーに行くとそこには、満面の笑みを浮かべた老婦人が立っていました。

私はミミに「マッサージ師はどこですか?」と尋ねました。

するとミミは、ロビーで私たちを待っている笑顔のおばあさんに親しげな眼差しを向け、彼女を指差しました。

そのおばあさんは美しい顔立ちから、知恵と経験が滲み出ていたのですが、しかし小柄な彼女が私達にどんな施術をしてくれるのかと、若干戸惑いながらジョンと目と目を合わせました。

彼女は私たちの部屋の床にマットを広げ、ジョンが先にマッサージを受けました。

そして私は施術を受けているジョンの痛々しい様なニヤニヤした表情を見ていたのですが、この明らかに熟練したマッサージセラピストは、彼女の1.5倍もある大きさの男性に挑み、彼女の指は彼の体に深く入り込んでいっているようでした。

さて、次に私の番がくると、私はすぐにジョンの先ほどの表情が何を意味していたのかが分かりました。

彼女が私の足を持ち上げ、私の股間にかかとを押し付けた時、氷のように冷たい鋭い刺激が私の股間から脳天に貫いたのです。

私たちはこの注目すべき女性に「針の指を持つおばあさん」という称号を与えました。

東南アジアでこのような並外れたマッサージを経験した私ですが、第二の故郷であるここ日出国で、その後偶然出会ったマッサージ師の施術はそれに敵わないほど卓越したものでした。

何の気なしに地元のマッサージサロンに入った私は、30分の足裏マッサージを含む90分のコースをオーダーしました。

その時たまたま手が空いていたセラピストが、陽気な笑顔で私を迎えてくれました。

これが、これまでの人生の中で最高のマッサージセラピストとの出会いだったとは、その時は知る由もありませんでした。

彼女はまるで、私が30年前に脱臼した肘関節との長い付き合いと匹敵する位、指圧が必要な部分を深く的確に探ることができるのです。

彼女は一秒たりとも手を抜かず、私の組織や関節の奥深くまで指を食い込ませ、その指圧は長年の古傷を治癒するだけではなく、私の魂の奥深くまで届くかのようでした。

私が彼女のいるサロンに行く度に、そこで行われる90分間のきつい施術に少しばかりの恐怖心を抱く事は否めません。

しかし、私は優しく楽しいだけの施術を望んでいる訳ではありません。

私は地球上で最も深い、生命と宇宙の謎を解明するかのような、彼女の究極のマッサージ技術を体験するために行くのです。

ミャンマーには3つの季節があるように、指圧マッサージにも3つの種類があることを覚えておいてください。

深い
より深い
最も深い

「最も深いマッサージ」の本当の意味は、実際に彼女の施術を体験してみないと分からないでしょう。

近藤さん、あなたの驚異的なマッサージのテクニックと素晴らしい素質に感謝します。

Mrs.FumiKondo

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ほっと佐原店-05おまけ:この素晴らしいマッサージを体験したい方は、こちらからご予約下さい