三寒四温
三寒四温
西洋文化にとっては新しい概念かもしれませんね。
冬から春に移り変わり桜が咲き始めるこの季節、日本には本当に興味深い『三寒四温』という気候に関する四文字熟語があります。
これは母なる自然が四日間ほど暖かい日をもたらし、「春が来た」と私たちをだますのです。
読者の皆さん、しかしちょっと持って下さい。その後の三日間は2月に戻ったかの様に寒さが帰ってきます。「寒い。。。ブルブル。。。」
暖かくなったかと思えばまた寒くなるこの季節、春の風は本当に強く吹くことが多いですね。
私たちの家の裏の竹林が、の息吹でギシギシと音をたて、そのうめき声を聞くと私は心躍ります。
しかし「三寒四温」の様な古い趣がある言葉は絶滅に瀕しています。
私が近所の農家の奥さんに「この季節はまさに三寒四温ですね」と言ったのですが、私より年上にもかかわらず彼女の返事は「それは何かしら?」でした。
私は、日本人に古い日本語や正しい日本語を説明することがあります。
とにかく私は「三寒四温」の季節が来ると、更に元気になります。
「三寒四温」がやってくるとが私たちに光を当て、私たちの人生を照らし、日本人の日々の糧のため、もうすぐ田植えの季節だと教えてくれるのです。そしてそれは何千年も前から続いていることなのです。