交番
交番
警察と聞くと、まずどんなイメージが思い浮かびますか?
世界中で起きている最近の事件では、警察は一般市民の敵だと思ってしまうような光景をよく目にします。それは全ての国での話でしょうか?
私の住んでいるところは違うのです。
日本の至るところに、小さな近所の警察署「交番」は存在します。
その小さな交番の建物には、日本全国、約6,000ヶ所に、制服を着た警察官が配置されています。
交番は地域の安全と平和につながる、地域警察活動の基盤となっています。
設されており、小さなコミュニティの中で親しみやすい存在となっています。
交番の良いところは、地域の見守り、緊急時の対応、道案内など、市民との親密な交流ができることです。それが安全で平和なコミュニティ精神につながり、私が大人になってからも、この地に住み続けている大きな理由の一つとなっています。
現在の交番の起源は1874年に建てられたもので、警察官が常駐し、市民が様々な問題について、助けを求めることができる単純な箱のような建物でした。
興味深いことに、2017年から、警視庁では観光客や外国人を助けるために、複数の言語を話す警察官を交番に配置しています。これは、日本が世界に開かれ、次第に外国人に親切な国になっていく中で、歓迎すべきグレードアップの一つでしょう。
このコミュニティ・ポリス制度の成功は、インドネシア、ブラジル、ホンジュラスなど、他の国でも交番方式のコミュニティ・ポリス制度が実施されており、その他の国からも注目されています。
外国人が日本を訪れると、多くの人が日本の治安の良さに驚くでしょう。これは世界のどこにいても、調和のとれた社会と、平和なコミュニティのために必要な、コミュニティ・スタイルの取り締まりによるところが大きいのではないでしょうか。
ボーナスストーリー:
私の海外から日本に来ている親愛なる友人は、ある日お昼ご飯を食べながら、少し飲み過ぎてしまいました。彼は車も人もほとんど通らない、細い山道を歩いて家に帰る途中、眠くなり、その道端に横たわり眠ってしまったのです。
気づき、地元の交番に電話をしました。やがて気さくなお巡りさんが、小型バイクに乗ってやってきました。そして寝ている外国人を起こし、起き上がらせると「安全のためにも道端で寝ないでくださいね」と優しく微笑みながら、彼を見送ってくれたのでした。