右脳・左脳 – パート4

Aug 11, 2021ブログ, 文化

右脳・左脳 – パート4

ファジー・シンキングとリニア・シンキングについて考えたことがありますか?

日本的な考え方の核となるものは、ファジーシンキング、あるいはホリスティックシンキングと呼ばれています。

Fuzzy thinking

この思考は、世界中のほとんどの国が採用している直接的な思考法とは大きく異なります。

日本は韓国人や中国人と文化的な親近感や類似性を持っていますが、これらの類似性は、社会的発展の非常に早い段階で、原始的な韓国人、そして原始的な日本人が中国文化の多くの側面を取り入れたことによって生まれたものです。

明らかに日本は、独自の文化的本質を保持しており、これにより日本人は、中国人や韓国人とは明らかに異なる存在になっているのです。

ここで一つ持論です。

一般的に世界は東洋と西洋、東洋と西洋の二つに分けられます。

この二つの文化は白と黒と言ってもいいほど違います。

しかし、虹色や神々しいまでの文化と言えば?

Grayscale Paper

そうです。三つ目の文化、それは日本の文化なのです。急速に変化するこの世界が微妙なバランスを保つために、日本人のようなホリスティックな右脳的思考が大切なのです。

日本文明

東洋文明

西洋文明

大昔、大東亜共栄圏を作ろうとした日本の試みは失敗に終わったのですが、技術を吸収し、改良し、革新する日本人の能力が、21世紀初頭まで日本が世界第2位の経済大国として急成長する上で、重要な役割を果たしたことは間違いないでしょう。

The Greater East Asian Co-prosparity Sphere - when total empire met total war

日本人の自然な傾向は、すべての物事を全体的な視点から見ることであり、特に技術の使用と関連する美的要素に適用される場合には、確かに貴重な財産となります。

日本人は、合成紙、乗用車、ポルトガルのアーキバス(手銃)など、輸入された技術を理解し、複製し、改良するという神秘的かつ、高い能力を生まれながらにして持っています。

右脳の影響は、日本の美術工芸品、建築、庭園設計への体系的なアプローチや、日本人の日常生活の中に織り込まれた美的感覚として見ることができます。

Japanese Woman Bowing to the Land Of The Rising Son

また、日本人は右脳が強く働いているため、事実や論理に基づいて物事を考えることを嫌う傾向があります。

日本人は、直接的で純粋な論理的思考を、冷酷で残酷な反人間的なものと考えていることは間違いありません。

確かに、日本人が最も理想とするのはヒューマニズムがある人間像なのです。

What Is Secular Humanism

私たちの世界にも、もう少しヒューマニズムが生まれれば、私等の子孫の未来はもっと良いものになるでしょう。

来週も右脳と左脳の旅「日出ずる国」に、どうぞお付き合い下さい。