和牛対アメ牛(アメぎゅう)
和牛対アメ牛(アメぎゅう)
和牛対アメ牛(アメぎゅう)
根本的に、日本の牛とアメリカの牛についての考え方は全く異なっています。
アメリカのレストランでは、質より量。アメリカの牛肉料理と言えば、ステーキ、ハンバーガー、リブなどが有名ですが、とにかくバカでかいです。
アメリカを訪れたら是非、スーパーに足を運んでみてください。そこには肉祭りの光景が広がっています。
アメリカではほとんど毎日肉を食べているに違いないのです。
一方で日本の牛肉、すなわち和牛はどうでしょう?
世界的にも美味しく貴重であると認められ、そして高級な和牛。
特に松坂牛、神戸牛、米沢牛などが有名ですね。
皆さんも一度は口にしたことがあるでしょう。
和牛は特別な飼料や生活様式など、豪華な環境で育てられ、飼育期間は通常よりも18ヶ月長い3年間にのぼります。
和牛の飼育には手間もコストもかかるのです。
また、和牛の証明ともいえる濃密な霜降りによって、口に運ぶと溶けていくような食感がもたらされるだけでなく、他の牛肉と比較して、和牛は一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)の割合が非常に高いため、和牛には豊かで力強い風味が生まれるのだそうです。
私が30年以上前に最初に日本に来た時は、牛肉はなかなか手に入りませんでした。そしてその当時も効果で、それはそれは特別なご馳走だったのです。
肉屋に行って、和牛の値段を見てショックを受けました。
一番高い物は100g当たり千円。 ¥1,000/100g (USD $9.50/3.5oz)
それはもう、めっちゃ美味しかった。
しかしこれが毎日食べられる物ではありませんね。
面白いことですが、その当時、アメリカと日本では貿易摩擦の真っ最中でした。
それはアメ牛とオレンジについての、貿易の技術的障壁を含む非関税措置に関しての事で、日本はアメ牛とオレンジの輸入を長い年月拒んでいたのです。
日本とアメリカはパートナーでしたが、なんとタイミングが悪い事に、そしてその摩擦が解決寸前に、輸入の牛肉に狂牛病が発症するということが起きました。
全ての牛肉の輸入は止められました。すでに日本に入ってきていた輸入牛肉も処分されたのだったとも思います。
1986年イギリスで初の狂牛病症例が発見されました。そして年月が経ち、2001年に日本でも初めての狂牛病が発見され、2003年から日本は牛肉の輸入を禁止していましたが、2013年にその規制はやっと緩和されました。
話が現在に戻りますが、最近は日本では牛肉の消費が激増していますが、輸入品がほとんどです。
日本に進出しているアメリカ大手会員制ウェアハウスストアの肉の販売が流行っているのは、たくさんある焼肉屋のおかげではないでしょうか。
もう少し分析させていただきますと、日本は他の文化から発生した物を素晴らしく改善する能力にたけています。
自動車や電化製品がそのトップだと思いますが、食についても例外ではありません。
ですから、この牛肉の物語が、今後どうなるのかが楽しみです。
日本のアメ牛食道。(アメリカ牛の食べ方の道)
日本人のセンスでアメリカのビーフをたくさん消費し、そして料理方法をどんどん研究開発し、今後の私たちの未来の健康をも左右するかもしれません。