好奇心のパワー
好奇心のパワー
私は自分の日本語学習の教材の中でアインシュタインの興味深い名言を読みました。
「私は特別な才能はありませんが、非常に好奇心が強いのです。」
今の私はアインシュタインと同じ範疇に入ることは決してないでしょう。
しかし、私はこの名言に対して深い親和性を感じます。
私は自分自身を、普通の一般市民以外の何者かであると思ったことは一度もありません。
しかし、親愛なるアインシュタインと同じように、私は非常に好奇心が強いのです。
まずは 私がまったく興味を持っていなかったことから話しましょう。
退屈な学校の教科科目。
暗記のためだけの無意味な情報を教える先生。
田舎者のいじめっ子。
啓発的に私の好奇心をくすぐったのは、子供の頃に母が連れて行ってくれたクラシック音楽のコンサートでした。
私の人生を通しての音楽への深い愛を教えてくれました。
私はまた、ブリタニカ百科事典で特に自分の興味を引くものであることを発見しました。
異なる国について読み、地図でそれらを見ること、そしてこれらの遠く離れた魅力的な場所について読むことが大好きでした。
私の家に、これらの優れた本があったことに感謝しています。
ありがとう!お母さん、お父さん!!
また、私の親友は日系3世だったので、幼児期から日本に対する深い敬意と愛を常に抱いていました。彼らが引っ越すまで、私たちは最高の友達でした。
そして、私はこの素晴らしい家族と一緒に行った、スキー旅行を忘れることはできないでしょう。ダットサンで私と5人の日本人で行ったあのスキー旅行。
スキーに連れて行ってくれたオギノ一家に心から感謝します。
私の父は70年代初めに、カナダでダットサンを販売していました。
父はダットサン(現在は日産)のゲストとして日本を訪問する機会がありました。
そして満面の笑みを浮かべて帰国しました。
これは1970年のことであり、日本人にはまだ比較的、外国人が珍しい時代です。
父が日本に初めて来たとき、素晴らしいおもてなしを受けたに違いありません。
父は何度も何度も日本に行きました。
そして日本人からの彼への優しさと善意に、いつもとても感銘を受けていました。
私の父がダットサン240Zで、バンクーバーからブリティッシュコロンビア州中心部の私の故郷の町まで、車で走った場面を想像してみてください。
8歳のときにダットサン240Zに興味がないのであれば、おそらく、何にも興味がない子供でしょう。
父は日本からのお土産として、お箸と箸置きを買ってきてくれて、それらを正しく使う方法を私たちに教えてくれました。
ゼネラルマネージャーの一人が、父にお箸の正しい使い方を教えてくれた、と言っていました。
お父さん、あの時お箸のレッスンをありがとう。
日本人が私の「上級お箸テクニック」を褒めた時、私はつい笑ってしまいます。
というのは、「あなたはフォーク、ナイフ、そしてスプーンのテクニックが上手ですね。」と言われたらどう思いますか?(外国人がお箸を使えるのは それと同じように普通のことです)
これは笑える話しです。今度試してみてください。
このような背景を持っていたお陰で、私が日本について、もっと興味をそそられるようになり、そして私が23歳の時に突然訪れた、日本へ行くという機会に飛びつくきっかけになったのです。それは私の人生において、信じられないほどの経験をするであろう運命の予感だったのかもしれません。
もし私が興味を持ったことが一度もなかったら、私は日本に来て、日本人の中に住んでいる外国人として、このように独特な人生を生きることはなかったでしょう。
私は今日でも非常に多くのことに興味を持っています。
そして私は日出ずる国で、人生を歩き続けている間、私は何度も何度も、何度でも私の飽くなき好奇心を述べ続けるつもりです。
あなたも自分自身に尋ねてみてください。
今日あなたは何に興味がありますか?