市民へのメッセージ
市民へのメッセージ
一般な日本の拡声装置に初めて気付いたのは、古い農家の家の中に座っていた時です。
古い黒い電話のベルが鳴りました。「ジリリリリン」
非常に独特な黒電話から、田舎の農家に響き渡り、直接聞こえてくるメッセージは、非常に淡々としたものでした。
「○○市役所からのお知らせです。」
古くからの驚くべきシステム。
ある地域のすべての市民は、市役所から直接メッセージを受けます。
これは、コミュニティを緊密に結び付けるための優れた方法ではありませんか?
このデジタル時代に、他の多くの古い物と同様に、黒い電話は今やアナログデバイスの歴史に追いやられています。
日本のすべての地域の至る所にスピーカーがまだ存在し、市役所からのメッセージせが地域全体に響き渡るのを聞くことができます。
そしてそのスピーカーからは、認知症の高齢者が行方不明とのメッセージがよく入ります。
そのメッセージは、地域のすべての地元の人々に、その高齢者を見つけたら市に知らせるようにとも伝えています。
多くの場合、同じスピーカーから、「行方不明者は無事保護され、自宅に戻りました。ご協力をありがとうございました。」との報告もあります。
2020年4月にパンデミックが発表された直後のことを思い出します。原則として17:00までに帰宅するようにとのディストピアのような長い発表があり、パンデミックへの対策についてもお知らせがありました。
このようなメッセージは、日本人に安心をもたらすので、重要な事なのです。
また、正午には「エーデルワイス」の曲がチャイムとして流れます。私はそれが楽しいと感じます。そして、誰もが12時の昼食の時間であることを知らされます。
そしてコミュニティ全体の拡声システムは、再び17:00に、昔ながらの動揺「夕焼け小焼け」のチャイムを鳴らし、子供たちは家に帰る時間だという事が分かります。
昔の子供のように、母親が玄関先で「ご飯よ!」と叫ぶ必要はありません。
日本の拡声システムは、情報を発信するだけでなく、自身とコミュニティとの絆を強めるためにも非常に重要です。