独自性
独自性
日本人はみな、小さな火山列島に千年以上存在し、型にはまった生活を送ってきました。
形☀︎秩序☀︎工程
何世紀もの間、一般の日本人は、他の国の生活様式や、考え方に触れることはほとんどありませんでした。
そして現代の日本人の大半も、日本という閉ざされた世界以外に、他の世界の生き方を体験したことがないのです。
ですから、日本の歴史の厳しさと、「形式☀︎秩序☀︎工程」の概念の為、当然ながら日本人は、日本人のやり方から逸脱する事には、鋭敏に反応することになっています。
このような日本人の制約された進化は、日本人が世界で唯一の存在であるという強い感情を持つようになった事に大きく寄与しています。この独自性の感情は今日でも根強く、日本人の他者に対する行動、時には否定的な意味での行動に影響を及ぼしています。
このような進化を踏まえて、日本人はしばしば自らをもこう呼ぶでしょう。
島国根性
日本人は普段第二外国語を話さないし、外国人も日本語を話す人が少ないので、普通の日本人が外国人と付き合うのは難しいのです。
さらに、日本人は生来、自分たちの輪の外にいる人と接するのを避ける傾向にあります。
その証拠に
地元の農家の人が私に、近所の一軒家のレストランを指差して、その店のオーナーは東京から移ってきたのだと言いました。
すると、更に農夫はこう付け加えました。
「あのバカは日本人じゃない、北朝鮮人だ」。実は、これは日本人に対して重大な侮辱になります。
この会話以前から、私は地元の農家達はこの日本人のレストランオーナーをあまり歓迎していなかったし、この田舎町の他の住民も、東京から来たよそ者を、歓迎してはいないだろうとは思っていました。
日本人は一般的に、部外者を一様に疑うという点で、他の国の人間と比べて特別だと言えるかもしれません。
さて、魚というシンプルな食材が、これほどまでに素晴らしい芸術作品になるとは、誰が想像したでしょう。
刺身は日本独特のものであり、海の幸の持つ多彩な味わいだけでなく、健康的な食事として世界的に受け入れられています。
普通の魚を、味わい深い幸せの三本柱の一つである「刺身盛合せ」を作るという発想には驚かされるばかりです。
日本の幸福の三大味覚
刺身盛合せ
お新香盛合せ
冷酒
日本社会をより深く理解し、日本人の心の奥底を探りたいのなら、本を読むことです。
日本語の旅の始まりがどこであろうと、自分の言語能力を高めることが、日本人との生活を成功させる鍵でしょう。
日本社会での生活は、ある一定のコミュニケーション・レベルに達すると、ただの平凡な日常になります。
しかし、明らかに日本人とは異なる、自分のピンクのピカピカした顔を見ると、日本語の実力はともかく、まだまだこれからだということを実感します。
そして、「日出ずる国、日本」に住める幸せを噛みしめながら、自分の道を一歩一歩進んでいくのです。
日本において 日本人らしく 日本人であるように