笑点

Feb 22, 2020

笑点

1966年5月15日から長期に渡って放送されている、笑点という非常に興味深いテレビ番組があります。

Old Shoten Picture 笑点

これがどんなに長いかという事をイメージしていただきたいのですが、私が30数年前に日本に来てから、既に司会者が3人目なのです。この司会者たちは、この仕事を死ぬまで辞めることはありません。すなわち、辞める時は死ぬ時なのです。

私の愛しの配偶者と私は週末の仕上げに、日曜夕方17時30分から30分間のこの番組を毎週末楽しみにしています。

この番組はとても面白いのですが、時々古い日本語を使うので、分かりづらい時もあります。鋭い頭の回転、毒舌、他のメンバーへの侮辱愛。これはすごいエンターテインメントです。日本語を深く勉強したい方は、これを観れば日本語の麗しさや、ニュアンスが勉強になり、病みつきになるでしょう。

司会者が台本を読み、7人の落語家が色とりどりの着物を着て、面白いジョーク、駄洒落、侮辱、定番のネタなどなど盛り沢山です。そして座布団運びの山田さんをみんなでいじめるのも定番のネタの一つです。

座布団運びってなんでしょう?6人のメンバーが面白い回答をして、司会者が良いと判断すると、座布団運びの山田さんに追加の座布団を持って来させます。しかしながら、回答者がつまらないことを言った場合は、逆に座布団を没収します。そして10枚座布団を獲得した回答者が勝者ですが、滅多に10枚に届くことがないこともギャグの一つになっています。

自分で言うのも何ですが、私はとてもユーモアのセンスがあると思います。それは私のおじいちゃんから引き継がれていると思うのです。笑うということは心と魂に栄養を与えるということです。それが私の今日の笑点。