祭り:日本人は「神」をどのように崇めるのか

祭り:日本人は「神」をどのように崇めるのか

祭り:日本人は「神」をどのように崇めるのか

祭り:日本人は「神」をどのように崇めるのか

祭り:日本人は「神」をどのように崇めるのか

創業328年の日本の旅館に滞在した後、私の地元での毎年恒例の夏祭りを見物することは意義ある良いことだと思いました。

地元のこの祭りは非常に古い歴史があります。なんとアメリカ合衆国の歴史よりも古いんです!

300年以上の伝統があり、関東()の三大山車祭りにもなっています。

「佐原の大祭」として知られているこの祭は、夏と秋の二回行われます。

日本の歴史上の人物や、おとぎ話の主人公、そして神々をモデルに、高さ約4メートルもの大きな人形が作られ、これらの壮大な山車の上に乗っています。
これらの大きな人形は、祭に参加する人々にとって、全て異なる神のような存在です。

これらの神々はそれぞれの地区特有の物です。
普段は地元のそれぞれの倉庫に彼らの神を収納しておきます。そして毎年交代で山車会館には2台の山車が展示されます。

夏祭りでは、佐原の東側の10の山車が集まり、一斉に大きな声を出して祭りを盛り上げます。祭の参加者はたくさん酒を飲みますが、この時飲む酒は御神酒と言い、厄払いの意味もある祭り特有のものです。

そして西側の秋の祭りには14の山車が出ます。それは何世紀も前から毎年行われていて、彼らの神々を崇拝する伝統は今日も続いています。

驚くほど壮観な夏と秋のお祭りのエネルギーを、近くで直接感じてもらえたら幸いです。

ですが、なかなかこの祭りに来ることができない方もいらっしゃるでしょう。それならばご自身で御神酒を交わし、ご自身なりに遠い昔の日本を思い描いてみてください。

山車の概要

山車のひきまわし

日時:

夏(祇園祭)
2019年7月12日(金) – 7月14日(日)

秋(新宿諏訪神社まつり)
2019年10月11日(金) – 10月13日(日)

群馬そして積善館の麗しさ

群馬そして積善館の麗しさ

群馬そして積善館の麗しさ

群馬そして積善館の麗しさ

あなたが創業328年の旅館に最後に宿泊したのはいつですか?

まだ宿泊したことはないですか?

私も先日まではそうでした!

その旅館が外国人にとってどれほどエキゾチックであるか想像してみて下さい。

妻であり私の人生の道しるべでもある彼女のおかげで、私たちは群馬県四万温泉の歴史ある「積善館」に部屋を予約することができました。

積善館

この歴史ある旅館には3棟の建物がありますが、もともと1691年に建設された積善館旅館がオリジナルの建物で、日本で最も古い温泉ホテルとして知られています。

2つ目の建物は当時の建築技術を駆使して1936年に作成され、各部屋の装飾品には繊細な技術が施され、政治家や著名な作家に愛される建物になっておりこれらの部屋の美しさを証明しています。

3番目の建物は、松林の奥深くに位置する伝統的な日本の旅館です。
この素晴らしい建物は、旅館の敷地の一番高いところに位置しており、この歴史的な旅館に増築された最新のものです。

古い歴史と建築デザインの素晴らしさから、本館、山荘、元禄の湯温泉は日本の文化財に指定されています。

歴史深い感覚とこの国宝の重要性をさらに高めるべく、この日本の旅館は映画やアニメ映画のモデルとなっています。

積善館は宮崎駿のアニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルの一つであると言われています。

あなたがこの素晴らしいアニメをご存知なければ、以下のリンクをチェックしてください。

千と千尋の神隠し

清風旅館は、映画「天国の駅」のロケ地として使われました。

天国の駅 HEAVEN STATION

吉永小百合

旅の途中、風の強い道​​に沿って走っていると突然、道路から曲が流れ始めました!

今のは何だったのだろうか?

それはメロディーラインだったのです。

私はこの素晴らしい技術について聞いたことがなかったのですが、積善館旅館に向かう道でこのような素晴らしいものに出会うとは!

日本人が生み出している様々なものは、いつも私を驚かせます。
メロディーラインのようなものもその一つです。

メロディーラインって何?

日本のメロディーライン

群馬県四万温泉の歴史的な旅館に行くことがあれば、あなたも私と同じようなことを思うでしょう。

本当に驚くことばかりです!

この歴史的な日本の神聖な迷路のような旅館の中を歩いているとき、私は日本の歴史と文化を感ぜずにはいられませんでした。
そして当時のサムライたちのことを考えてみてください。
ランプで灯を取り、酒を酌み交わし、次の戦さの計画を練ったのだなぁ。

とても興味深い。

群馬県四万温泉にある「積善館」という歴史ある旅館に、あなたはいつ行こうと思いますか?

   

 

大好きな日本の床屋さん

大好きな日本の床屋さん

大好きな日本の床屋さん

大好きな日本の床屋さん

私の頭に髪の毛がなくても、日本の床屋が好きな理由とは?

古い写真を見てみると、私にはとても素敵なクルッとしたカーリーヘアがありました。
この美しい巻き毛、三つのつむじ、生え際の立ち毛を光栄に思います。

私は日本の床屋へ初めて行った日のことを今でもよく覚えています。

私の母国カナダでは、ヘアカットは約30分で12ドル。
当時、ヘアカットがそれほど“特別”だとは思っていませんでした。
しかし日本の床屋を経験すると、それは一変します。

まず第一に、散髪はほぼ2時間かかります!
髪は2回もシャンプーしてもらい、そして切れ味の良いまっすぐなカミソリでのひげ剃りも経験しました。
このことをどう表現すれば?今までの自分の人生では前例のない理髪店!

私は27歳の頃から髪が少なくなり始めました。
まずは三つのつむじがあった場所のすぐそば。
それから“生え際の立ち毛”は急速に、“後退した生え際”に変わっていきました。

その頃はテレビ時代の真っ只中で、私は自分がハゲているこで、人としてふさわしくないのではないかとまで思ってしまったのでした。“避けることのできない男性型脱毛症”を防ぐため、高価なヘアトニックを使用したりと、虚栄心の塊の男性の仲間入りとなってしまいました。

101という中国の発毛剤を知っていますか?

この中国産の発毛剤がいいという噂は瞬く間に日本中に広がり、発毛を願っている人はどんな大金を払ってでも欲しがる商品となったのです。

私もこの発毛剤を使い始め、そして “避けることのできないハゲ”を救うべく、発毛効果に期待しました。

しかしながら そう上手くはいきませんでした。

使用すると頭皮は赤く痒くなり、数週間後にはリンパも腫れあがり私は医者に行きました。
医者は毛包(髪を作る器官)が開いてバクテリアか何かの細菌が入ったのではないかと言いました。

言うまでもなく

私は人間としての価値が自分の髪の毛とは無関係であることに気づき、もう2度と生えることなく髪が崩れ落ちていく頭をさすりながら自分の髪の毛に感謝してさよならをしました。

私の残りの人生のために“ハゲ男”になるという運命に従うことにしたのです。

ちょっと剃ってみると、私の見た目はそう悪くはありません。中途半端に剃るのはよくないなと感じ、私は「スキンヘッド」という外観を採用することにしました。

日本でのスキンヘッドはお坊さんやヤクザと関連していると思われることがことが少なくないため、スキンヘッドにはまだいくつかの不名誉がつきまとってしまうこともあります。

しかしながら、私は仏教の僧侶でもなくヤクザの一員でもなく、白人の一般外国人です。

―そして再び、私を床屋へといざなう時が来たのでしたー

私はもう床屋の必要性がなくなったので、何年もの間 床屋には行っていませんでした。

あぁ床屋が恋しい!

そこで私は、ひげと髪を剃らずに一週間そのままにし、随分とご無沙汰だった念願の床屋にまた行ったのです。

私が行った床屋の理髪師について、最も興味深いことは、昔から同じ床屋を代々経営している第4代目の理髪師であるということです。

この店の5代目になるには、子供かその子供の奥さんとなる人が、理髪師になりたいと思わなければなりません。

私はこの素晴らしい床屋が5代目、6代目、そしてそれ以降も続くことを願っています。
そして、日本の床屋のカットのうまさ、スカルプマッサージ、肩もみなどの伝統も、後の世代のために継承されることを願っています。
(もちろん 私の頭と顔をツルッと磨き上げる技もです。)

私はあなたが床屋に行く、または再び行くチャンスがあることを切に願っています。
時には安いヘアカットを忘れて、自分へのご褒美にこれらの伝統的な日本の理髪師の職人技を体感してください。