人生いろいろ

人生いろいろ

人生いろいろ

人生いろいろ

昔々、誰もがおとぎ話に出てくるような、王子様のような生活に憧れていました。

しかし王族に生まれたり、貧乏に生まれたり、人生いろいろですね。そう、全ての人が王族に生まれてくる訳ではありません。

Sucks to be a prince that no one loves - Land Of The Rising Son

日本人は生まれながらにして持っている、個人のために行動する本能と、集団のために行動する本能との間の深い葛藤があります。

現在でも、日本人は自分の置かれた状況を受け入れるように仕向けられています。それは社会的なプログラミングのようなもので、「戦艦大和」と同じくらい古いものです。

私はよく若い日本人に「あなたの夢や希望は何ですか?」と尋ねます。するとほとんどの場合、無表情をされるか、「考えてみたこともない!」というような顔をされます。

What are dreams and desires - Land Of The Rising Son

その時の若者達の表情は、まるで夢を持つという事が、無意味な概念であるかのようでした。

日本人は相対的に発明が得意ではない方だと思いますが、元々あるコンセプトやアイデアを「形、順序、過程」というシステムに落とし込むことでは、他のどの国よりも優れています。

そして日本は「タテ社会」であり、日本の階級間の違いは、誰の目にも明らかです。

日本の「タテ社会」、そしてその中に組み込まれた階級制度が、日本社会の進化の基盤であったと考えてみましょう。

R・タガート・マーフィー教授は、その代表的な著作の中で、顕著な指摘をしています。

欧米では、「やる価値のある仕事は、うまくやる価値がある」と言う。日本では、例えやる価値のない仕事であっても、誰もがそれを知っているが、うまくやる価値がある。

Japan and the Shackles of the Past - Land Of The Rising Son

戦後、GHQが日本国憲法に「自由と民主主義」という外来の概念を刻み込んでも、日本人は「過去の呪縛」を振り払うことができず、日本の「タテ社会」の厳格な階級制度によって、永遠に人生の奴隷にされました。

このように、日本人は「過去」の束縛から逃れられず、日本の「立身出世」制度に縛られたまま生きていくことになります。

これは、日本のシステムに挑戦しようとする人への訓話です。

ご存じ堀江貴文氏(通称ホリエモン)は、1995年にインターネットポータルサイト「ライブドア」を立ち上げた日本の起業家です。

Horiemon - Land Of The Rising Son

文化的なポイント:よく “The wind blows from thew west “と言われることがありまあす。これは、西日本発の流行の先駆者であり、優れたビジネススキルや起業家精神を持つ破天荒な人物として知られる人物を指しています。

2004年、堀江氏は近鉄バファローズの球団買収に挑戦しました。

近鉄は、1910年9月16日に創業した老舗球団です。

近鉄バファローロゴ-Land Of The Rising Son

球団は堀江氏の買収をきっぱりと拒否しました。

この事件で、日本の「形、順序、過程」を司る怪しげな人物が目を付けていた事が明かになりました。

2005年、堀江氏は、今度は地上波の大手テレビ局を敵対的に買収しようとしたところ、証券詐欺の疑いで検察がライブドアに家宅捜索に入りました。

これは、政治的な意図によるものであり、現状維持派からの厳しい文化的な警告であると見なされました。

その結果、堀江氏は、アメリカ仕込みの大胆なビジネス手法と共に、「日本人らしくない」「不快だ」と言われ、信用を失墜させられました。

President Donald Trump embodies American Exceptionalism - Land Of The Rising Son

このホリエモンへの屈辱的な仕打ちは、地上波のテレビで日本全国に報道され、誰もが目にする事となりました。

Meiji Era Execution- Land Of The Rising Son

これは、日本的な儀礼の典型的な例であり、それが応用されたもので、自分らの決められた境遇を超えようとする者を見せしめに罰するようなものでした。

日本という国では、この言葉を決覚えておいて下さい。

出る杭は打たれる。

The Nail That Stick Up Gets Hammered Down - Land Of The Rising Son

友達

友達

友達

友達

友とは何でしょう?

小野田寛郎は、友情の意味を、以下の様に表現しています。

「背中に棘があったら、それを抜いてくれる人が必要だ。

私たちには友達が必要なのだ。

帰属意識は家族の中で生まれ、後に友人、隣人、地域社会、そして国も含まれる。

だから、という考え方は本当に大切なのだ。」

What is a Friend_ Ask Hiroo Onoda - Land Of The Rising Son

言語とは、社会構造、文化プロトコル、DNAコードなどを包含する概念であり、それが地球上の多様な文化や社会を形成してます

日本人はどこか謎めいた社会で、傍目には冷たく、よそよそしく、親しみがないとさえ思われがちです。 

なぜでしょう?

日本人は、知的、感情的、精神的な自由を事実上すべて抑圧され、豊かな自己認識や個人主義を育むことができないまま進化してきました。

Japanese fans cleaning up the stadium after soccer match - Land Of The Rising Son

形式順序過程という命題から少しでも外れると、即座に罰せられ、しばしば集団で処罰されることもありました。

また、現代の日本においては、出る釘は打たれるので、個々の状況をよく観察し、適切に行動することが必要です。

日本人は容赦のない「タテ社会」の中で生きています。

例えば、高校生のグループを例にとると、確かに「友達」と言えるかもしれませんが、その関係は「先輩」「後輩」といった、より文化的に重要なプロトコルを体現しています。

幼稚園や小学校の同級生も「友達」でしょう。

幼稚園 - Land Of The Rising Son

日本における友達の関係で興味深いのは、外国人コミュニティにおける関係です。

外国人コミュニティは、世界各地から集まってきており、人類のあらゆる領域を網羅しています。

ある者は、立派な特徴を加えて、多次元的なミクロ社会を形成し、地域社会にうまく溶け込んでいます。

しかし、多くの人は、かつての自分の文化と、一癖も二癖もある日本文化の狭間で、宙ぶらりんになっているのです。

彼らは他の外国人と集まり、おそらく自分の国では全く「友達」とは思わないような相手と仲良くせざるを得なくなります。

しかし、悲しいかな、英語の love 」と同じで、友達関係はほとんどが表面的でつまらないものなのです。

Friendship-of-convenience superficial and vapid - Land Of The Rising Son

私は楽観主義者なので、新しい日本人の友人を作る希望はまだあります。

本当の友情とは、互いが多様で有意義な人生へと成長するのを促進するため、一生続くものなのです。   

日本語を毎日練習することは、日本人との有意義な友好関係の可能性を無限に広げます。

私の日本語の有意義な旅の授業の途中で、多くの熱心な先生方が(知らず知らずの内に)無料で助けてくれます。

日本人にとって友情とは何かを理解することは、人種、信条、宗教に関係なく、日本社会への帰属意識を高めるための重要な一歩となるのです。

真の友情とは、誠実でオープンなコミュニケーションと相互尊重、そして愛によって育まれる、貴重な花畑のようなものなのです。

I love you banner

新しい自由

新しい自由

新しい自由

新しい自由

一般的に、日本人は文化の多様性という概念に恐怖を抱いています。

日本のメディアを通して世界を見ると、多人種・多民族社会であるアメリカは、邪悪な精神ウイルスに感染し、ディストピアならぬ「ディス・アメリカ」になっているように見えます。

Will the U$A soon be dystopia - Land Of The Rising Son

アメリカの教育機関において、罪のない小学生が大量に虐殺されるなど、無差別な銃乱射事件の極端な例は、全ての日本人への警鐘となります。

日本人は今、アメリカ社会の腐敗したモラルを深く考えなければなりません。想像を絶する極悪の行為がアメリカ社会に広まっています。

ここ日本では、旧来の一元的な文化により、知的、感情的、精神的な自由を事実上すべてを抑圧することに基づいており、日本人が豊かな自己意識と個人主義を育むことができないほどでした。

ペリー提督の黒船来航で「鎖国」が終わるまでは、日本人は「神頼み」ではなく、日本固有の「信仰」のあり方を理解し始めました。

Small Shinto Shrine - Land Of The Rising Son

そして日本人は工業化の必要性を理解すると、啓蒙時代の素晴らしさに磨きをかけ、改良することに目を向けるようになりました。

なぜ日本人はそのようなことができるのでしょうか。

日本人は伝統的に、自分が所属する集団に全面的に忠誠を誓い、自分一人では独立した判断ができません。

これは、個人の集団が目的のまとまりのもとに団結するための強力な公式でしょう。

このプロトコルは、強力な統治国家を持つ二足歩行社会に固有の仲間意識という本能を満たすものでもあります。

日本社会は一般に、個人の行動よりも集団の権利を重視するようにできています。多数のニーズと少数のニーズ、これは儒教に根ざした汎アジア的な特徴です。

Confucius - Land Of The Rising Son

日本人の行動を規定し、統制してきた古い習慣や法律は、第二次世界大戦の終結とともにGHQによってあっさりと廃止されたことを心に留めておいて下さい。

実際、戦後の最初の世代の日本人は、先代が想像していた以上に個人的な自由を与えられて育ちました。

アメリカの影響とその物質的な魅力にも負けず、日本人の言語と精神に埋め込まれた古代のプロトコルは生きており、日本式の中核的なエッセンスであり続けています。

順序
過程

Asian Values- Filial Piety - Land Of The Rising Son

日本人は今、啓蒙時代の贈り物と儒教の価値観を融合させつつあります。

しかし、日本には進化の地雷が横たわっています。

60年代以降、富と繁栄の中に生まれた若い世代を含む多くの日本人は、祖先崇拝に基づく日本人のルーツと精神から切り離されてしまったのです。

このため、多くの日本人の兄弟姉妹が、絶望の海の中で舵を取れず、落ち込んで迷っています。

日本人は、自分の人生は無意味で価値がないと信じ込まされ、買い物や娯楽が空虚への答えであるかのように見せかけられているのです。生命力を奪うものはないのです。

Blank Blackboard Of Life - Land Of The Risisng Sons

日本人は、自分たちが注目すべきと考えるあらゆる活動に全力で取り組むことでよく知られていますが、この真実が諸刃の剣であることは歴史が示しています。

巨匠ダン・カーリンは、ポッドキャストのシリーズ「東方神起」の第1回から第6回までで、日本人について次のように語っています。

「日本人は他の人種と同じだが、しかしそれ以上だ!」と。

The Greater East Asian Co-prosparity Sphere - when total empire met total war - Land Of The Rising Son

確かに、日本人はGHQに迫られながらファウスティアンバーゲンな取引をしました。

Faustian Bargin - 自ずと明らかになる - Land Of The Rising Son

この取引は、日本人が核武装した植民地支配者の奴隷となったまま、日本中に鳴り響いていることは確かでしょう。

一つ確かなことは、日本人は長期戦の達人であり、人生というゲームにおいてより強力な武器のひとつである「忍耐力」を持っているということです。

いずれにせよ、アメリカ人と中国人の間でリアルタイムで繰り広げられているトゥキディデスの罠の結果に基づいて、日本人は漁夫の利の可能性について慰めを得ることができるかもしれないのです。

漁夫の利 - Land Of The Rising Son

何事も永遠には続かない。

Nancy 'n Joe Yes or No - Land Of The Rising Son

果てしない戦争と無限に刷り続ける「お金」が、塵も積もれば山となり、超ド級アメリカ権力帝国の時代は、今終わりを告げようとしているのです。

日本人は今、植民地時代のアメリカを、まさに「反面教師」とみなすことができます。

日本人は、日本人の性質を汚染し、変質させようとするいかなる精神ウイルスに対しても警戒し続けなければなりません。

祖先を敬い、一族の名にふさわしい存在となることに根ざした日本人の道徳的基盤を奪い、服従させるのが、植民地支配者の不道徳な目的なのです。

ここで日本人は平和ボケを脱却し、日本人が最も得意とすること、つまり異界から取り込み、日本独自のものを作り上げ、野生に帰しましょう。

Release the monsters - Land Of The Rising Son

日本人にとって、文化的なものでも、社会的なものでも、物質的なものでも、どれも新しい愛情の対象になります。

日本人のDNAは、「形」「順序」「過程」という日本的なシステムによって、あらゆるものを改良していくことにあります。

「日本的秩序と過程」が、儒教や啓蒙思想と融合し、第三の文明「日本2.0」となるのです。

香取神宮 - Land Of The Rising Son

鎖国 2.0

鎖国 2.0

鎖国 2.0

鎖国 2.0

鎖国とは極めて重要な日本の歴史的な言葉でしょう。

1603年から1867年の間に起こったのが名付けて「鎖国1.0時代」

江戸時代として知られ、徳川家の鋭い刃によって支配されていました。

Tokugawa Clan - Land Of The Rising Son

徳川幕府が厳しい社会秩序と、千年以上に渡って進化してきた日本人の厳格な社会階層システムを強行していました。

その後264年の間に、日本人は「形式、秩序、過程」の原則に支えられた並外れたシステムの文化を培ってきたのです。

戦国時代という残忍極まりない時代を経て、駆け出しの日本が治安を維持するために、厳しい社会階層を強制的に守らせるという、計算ずくの残忍性は見逃せません。

日本の川は血で染まっていました。

Samurai Battles in Sengoku Period 16th Century - Land Of The Rising Son

徳川時代の平和と安定、そして経済発展は、明治維新後の急速な近代化の舞台となったのです。

なぜ日本人が264年間の鎖国を経て開国しなければならなかったか、ここにも重要な歴史的教訓があります。

帝国主義的なアメリカの砲艦外交です。

Gunboat Diplomacy Pearl Harbor Through Japanese Eyes - Land Of The Rising Son

ペリー提督はアメリカ合衆国の代表として、4隻の艦船を従えて来日しました。

日本の役人は一時、ペリー提督と話すことを拒否していましたが、攻撃の脅威にさらされ、ミラード・フィルモア大統領からの書簡を受け入れました。

Freemore Coin - Land Of The Rising Son

ペリーは日本政府に対外関係樹立を検討する時間を与えた後、1854年3月に9隻の船とともに東京に帰還しました。

3月31日、ペリーは日本政府と神奈川条約に調印し、アメリカ貿易開始と、日本でのアメリカ領事館の設立を許可しました。

日本人は、アメリカ人の手による暴力と破壊の脅威の下で、国際貿易に国を開くことを余儀なくされました。これは非常に恐ろしい事ですが、今日に至るまで世界中で同じことが行われてきています。

Bombs Away The USA bombing List Since WW2 - Land Of The Rising Son

歴史的な出来事によって、人類の歴史上最も偉大な成果のひとつである、西洋の最良のものを反映した日本の工業化、そしてそれ以上のものが始まったのです。

明治時代の終わりからわずか7年後、新たに近代化した日本が、第一次世界大戦を終結させたベルサイユ講和会議で「五大国」の一つと認められました。歴史の教科書が証言しています。

日本人は「形式」「秩序」「過程」に従い、日本国を発展させる思想を持っています。ペリー提督や近視眼的なアメリカ人は、その現実に触れ、何を達成することができるかを目の当たりにし、愕然としたでしょう。

Perry’s Arrival and the Opening of Japan - Land Of The Rising Son

鎖国2.0が開始されたのは、2020年3月のSARSからではないでしょうか。

ウイルスというと微小なイメージがありますが、ウイルスには様々な形態があり、まず自分の心の中にウイルスが潜んでいないことを確かめなければなりません。

Brainwashed Zombies on the Cell Phone - Land Of The Rising Son

私たちの住む地球は、疫病や紛争が絶え間なく発生し、制御不能な状態に陥っています。

もう一つ、非常に重要な日本のプロトコルが登場します。日本国民が自由な観光を永遠に拒否する理由が、これで分かるでしょう。

日本人の文化的特質として、「建前」と「本音」が深く根付いていることが挙げられます。

建前:誰もが口先だけで作り上げる現実

本音:本当の気持ち

what is hone and tatemae - Land Of The Rising Son

現在、日本が外国人観光客に開放される事は、茶番劇のようなものなのです。

非常に残念なことに、外国人コミュニティーの多くの長期滞在者は、観光を中心に生活を築き、好奇心旺盛で大胆な人たちに非常にユニークな体験を提供してきましたが、今や底なしの不安のどん底に突き落とされています。

残念ながら、日本の目の前にトゥキュディデスの罠が迫っています。今次々と押し寄せる、不安定で予測不可能な地政学的難問の中で、日本の役割は一体何なのか、深く考えなければならないのです。

Destined for war – can America and China escape Thucydides's trap - Land Of The Rising Son
おそらく、日本人は様子を見ながら、状況の流動性に応じて必要な措置を講じていくことになるのでしょう。

日本の政治家や、その顔色を伺う秘書に何ができるでしょうか。

Taro Aso Looking Really Stupid - Land Of The Rising Son

実際に国を動かしているのは、顔の見えない官僚たちです。そして間違いなく、日本の老人たちは、日本のシステムを前進させるために、頭の働かない官僚の歯車に過ぎないのです。

MITI and the Japanese Miracle - The Growth of Industrial Policy, 1925-1975 - Land Of The Rising Son

日本の官僚は、厳しい官僚試験に合格するために必要な、深い教化によって鍛えられており、彼らは日本の発展、つまり現時点では自由放任の観光業には全く興味がないのです。

日本という美しい古代国家に、勝手に歩き回る外国人観光客の群れがいなくなるという事を、観光業以外のほとんどの日本国民が歓迎するでしょう。そして長期日本滞在者達も同様に歓迎するでしょう。

Reclining Buddha temple priests frustrated by foreign tourists' bad manners - Land Of The Rising Son

参政権のパイオニア – 木村駒子

参政権のパイオニア – 木村駒子

参政権のパイオニア – 木村駒子

参政権のパイオニア木村駒子

日本女性の憲法を否定することはできません。

日本社会における女性と、その位置づけについて、先入観を持っている人は多いでしょう。

日本女性らしい仕草といえば、手で口元を隠してクスリと微笑むイメージが強いかもしれませんね

Japanese Women Wearing Kimono Laughing - Land Of The Rising Son

あるいは、ママチャリに乗った専業主婦が、子供を連れて買い物に出かけるというイメージもあるでしょう。


小泉八雲がその代表的な著作で明確に謳っているように、日本の男と女は、まさに別々の種族のように 異種族である。

木村駒子、1887年7月29日東京生まれ。戦前は革新的な日本の女性参政権論者、女優、舞踏家、劇場支配人、そして雑誌編集者でした。

並外れたビジョンとパワーを持った注目すべきこの日本人女性は、世界の女性参政権運動において、知る人ぞ知る歴史上の人物となっています。

木村駒子 - Komako Kimura - Flyer- Land Of The Rising Son

この驚くべき日本人女性は、20世紀初頭の女性の権利の最初の提唱者の一人として、特に侍文化、絶対的男性優位のという特殊な日本文化のルーツを持ちながら、最も困難で重要な仕事を担ってきました。

駒子の活動は、日本と西洋における女性の権利と女性参政権運動を形成しました。

駒子は、学校で学んだ、オスカー・ワイルドやラルフ・ウォルドー・エマーソン などの作家や哲学者から発想を得ました。

オスカー・ワイルド - Oscar Wilde - Land Of The Rising Son
ラルフ・ワルド・エマーソン - Ralph Waldo Emerson - Land Of The Rising Son
また、スウェーデンのフェミニストで、初期の女性参政権運動の中心人物であったエレン・キーの思想からも深い影響を受けています。

キー女史は、エポックメイキングな作品を書き残しました。
子供の世紀(1908年)
女性運動(1909年)
愛と結婚(1911年)
上のリンクをクリックすると、これらの重要な書籍を読むことができます。

エレン・ケイ - Ellen Key - Swedish Woman Suffrage Pioneer - Land Of The Rising Son

当然ながら木村駒子は、演劇活動においても、女性参政権運動の推進においても、その挑戦的な行動で、大きな物議をかもしました。

駒子は、男性中心の社会で、女性が活躍できる唯一の方法として舞台を愛し、そしてこう言いました。

「舞台女優だけが、事情通の男と話ができる。」

木村駒子は有力者の男性達に声をかけ親睦を深め、自身の存在感を強く高めました。そしてその男性達も駒子の意見に耳を傾けるようになり、駒子の影響を受けたたのです。

木村駒子はまた、次のような運動を起こしました。

1912年に西川史子、宮崎美津子らと共に「真新婦人会」を立ち上げ、「新真婦人会」と題する講演会、雑誌を発行しました。

1912年新真婦人会 - Land Of The Rising Son

駒子の最初の講演は1913年でした。

「女性のための愛と自己実現」

駒子は「新真婦人会」誌をアメリカ、日本、ヨーロッパで流通させました。

駒子は最初の論文で、単に法律を改正して男女同権を実現したいのではなく、女性が男性と同等の教育を受け、もはや男性に頼ることなく自分の意思で物事を決定できる、強い意志と思慮深さを持った男女主義者を育てることを目標としていると述べました。

木村駒子 - Komako Kimura - Newspaper Article - Land Of The Rising Son

日本では、1917年に駒子がアメリカを訪れる5年ほど前から女性参政権実現に向けた取り組みを行っていました。しかしそれは徒労に終わったのでした。

資金問題、政府の反対、日本では女性の権利運動に関する前例も無く、このような問題が駒子の本格的な進展への取り組みを阻んでいました。

駒子は、服装や化粧で自分を表現するアメリカの女性たちに憧れ、刺激を受けるために渡米しました。

しかし服装や化粧が、女性が自分自身を個人として表現することと、どのような関係があるのでしょうか。

ガングロ祭り- Ganguro Matsuri- Land Of The Rising Son

多くの女性たちが「美しさ」や「女性らしさ」という浅はかな概念のために、貴重な時間と才能を浪費するように陥れられているのです。

駒子は2度目の訪米で、女性初の下院議員ジャネット・ランキンやウッドロウ・ウィルソン大統領と会見しました。

また、1917年10月27日にニューヨークで行われた女性参政権行進に参加しました。日本の正装をした木村駒子を見て、アメリカ人が驚いたことは有名な話です。

木村駒子 - Komako Kimura - Women Suffrage Parade New York 1917 - Land Of The Rising Son

「新真婦人会」は1918年1月まで続きましたが、その後日本政府によって廃刊となりました。

この雑誌は、結婚を批判し、日本で初めて避妊について率直に語るなど、当時としては赤裸々で過激な内容で知られていました。

そして彼女の公開講演会にも弾圧が及び、公共の場での集会は許されなくなりました。

このような日本政府の動きに対抗して、駒子は「無知」という題の戯曲を書き、主演を務めました。

Ignorance Is Not Bliss - Land Of The Rising Son

案の定、日本政府はこれを快く思っておらず、「おとなしい女性の役に戻れ、さもなければ劇場を閉鎖する。」と忠告してきたのです。

しかし、駒子は政府の要求には屈せず、自分の劇場の公演を全て無料としました。

革命、開拓者としか言いようがない でしょう!!!

これに対し、政府は駒子を逮捕しました。

裁判で駒子は自分自身の弁護をしました。その結果、皮肉な事に、政府は駒子の活動を妨げるどころか、知らず知らずのうちに後押しする事になったのです。裁判を通じて駒子のメッセージは世間に広まり、女性の権利と参政権のための戦いが国中に知れ渡ることになったのです。

偉大な女性の想像力は、限界を知りません。

成功や栄光への道は、多くの場合、逆境から生まれます。

よくある事です。

The path to success and glory resides in adversity - Land Of The Rising Son

木村駒子の著作、演説、パフォーマンスは日本の女性参政権運動にとって不可欠なものでした。そしてとうとう1945年の選挙法改正で、日本女性に初の選挙権が与えられるに至りました。

間違いなく、歴史的な女性参政権の開拓者である木村駒子と、世界の姉妹達に代わって、請願活動を行った世界の女性たちが、女性参政権運動の真の開拓者なのです。

木村駒子と当時の女性達は、未来を切り開くために必要な土台を築きました。それを受け継ぐ者達は、画期的な女性参政権運動の巨人たちの礎の上に立っていることを忘れてはなりません。

木村駒子 - Komako Kimura - Flapper Style - Land Of The Rising Son

固定概念を捨てる

固定概念を捨てる

固定概念を捨てる

固定概念を捨てる

先入観とは何でしょうか?

なぜ、潜在意識に植えついた厄介な考えを認識することが重要なのでしょうか?

先入観の存在に気付かず、自身の中に大きな偏見に持つようになる人間は、意味のない人生を送ることになるでしょう。

Preconceived Notions Evil - Land Of The Rising Son

子供の頃から受けた教育と、その後の体験や経験が、個人のハードディスクを構成していくのですが、そこには多くの先入観や捏造された偏見を含んでいます。

そして記憶と主観を知らず知らずにアクセスし、選択をする事によって、自分だけの人生の旅路となるのです。

しかしながら、母国語を話しながら特定の教義の下で育てられると、先入観が薬物のように心の中に埋め込まれ、その結果、簡単にコントロールされ、操作されるようになってしまいます。

Preconceived Notions Control Weal Minds - Land Of The Rising Son

自爆テロ犯が神への賛美を歌いながら、罪のない人々や自分自身をも殺害してしまうのを見れば、テロリストが文化的、宗教的洗脳による特定の観念に囚われている事がわかるでしょう。

同じように道徳的に嫌悪を抱くのものとして、キリスト教の教えがあります。反いた者は、存在するはずもない地獄という場所で、騒乱の中の拷問、そして精神をも永遠に痛めつけれれるのです。

洗脳された心、この場合はハードディスクを消去する必要があります。

自身の習慣、儀式、伝統の記憶は、信じられないほど世界を多様で豊かにし、この地球をより快適で奇跡的なものにしてくれるでしょう。

 Hard Drive Wipe - Land Of The Rising Son

ハードディスクの隅々まで、奥深い美しさがあふれているのです。

心の引き出しから大切な思い出を取り出し、この多様な世界の素晴らしさを再認識してください。

Japanese Forest - Land Of The Rising Son

今こそ、自分の精神、心、魂に大きな混乱をもたらす先入観を認識する時です。

致命的に悪影響と思える概念は、嘘の墓場に埋葬しましょう。

正気という神聖な道への唯一の道は、全ての不快な先入観のハードドライブを拭き取る事です。そして自身の魂の調和を取り戻しましょう。

Solar Flare - Land Of The Rising Son

ハードドライブを若返らせ悟りを開けば、間違いなく実用的で有意義な人生への道を早める事ができるでしょう。

オープンマインドで生きてこそ、私達の共通の目的を認識することができるのです。

さあ、先入観のない世界と、大切な子孫にふさわしい調和のとれた地球を築き始めましょう。

Ise Jingu at Sunrise - Land Of The Rising Son