社会の進化

バチカンの使節との最初の不快な絡み合いの後、キリスト教を全面的に拒否し、孤立したこの日本列島の社会に何が起こったのでしょうか。それは、初期の新興日本国家の中でイエズス会による日本人の全面的な支配を試みる際の出来事でした。

実際には、日本社会は前例のないほど繁栄し、始まり以来他に類を見ない特異な文化を創造しました。共同体内でのすべての人々の居場所、期待、そして人類の相互に対する義務が、はっきりと誠実に理解され、「万物に神が宿る」という考えが根付いていました。

これにより、地球の物語の中で前例のない時代がもたらされました。この250年間の静かな時期を十分に活用し、大和の文化と社会を威厳と知恵、そして抑えきれない創造性の精神とともに統合されました。

農業的な青年期から工業的な成熟期への変化は、この文化的な古代社会を進歩する文明の頂点に変えるという壮大な規模を受け入れ、その変化がもたらすすべてを含め、集合的な日本の脳の大規模な再構築を必要としました。

長年苦しんできた一般の日本人への大きな犠牲と費用をかけて試行錯誤を重ね、西洋の資源に焦点を当てた併合によるすべてのアジア諸国の植民地化と支配は、第二次世界大戦の終結とともにアジア全体で突然完全に終わりました。この厳しい事実は、太平洋ハードコアアジア史に永遠に刻まれています。

明確に、日本人は教育と伝統的な訓練の継続、修行を非常に重視しており、明治維新の風に乗り、女性の平等な扱いについての最新情報を得るために使節を送り出し、高等教育の状況を調査する長期戦をレベルアップしています。

この画期的な使命は、世界で最も特異な女性教育のモデルの一つを確立しました。その立役者の津田梅子は、先駆的な高等教育機関である津田塾大学を設立しました。

日本人は日本の女性を力づける最初の先駆者として自らを明らかにし、女性たちが現代の日本社会の顔を形作っています。

草の根のコミュニティビルダーの模範的な例、進歩する文明の手本、他の人が模倣するための社会進化の反映、厳格に排他的な日本のプロトコルでの多様性と包括性、それは日本道としてのみ知られています。

日本人は生来好奇心が強い民族です。特に明治の始まりにおいて、毛唐人の砲艦外交が日本人に非凡な柔軟性を示すことを強いました。それは、穏やかな農業国からわずか数十年で主要な工業国の頂点に至るのです。どうしたらこのようなことが可能でしょうか。

日本の社会進化における最も重要な洞察は、異世界の工芸品、物体、物を統合する彼らの内在的な能力にあります。欠陥、粗悪な仕上げ、哲学の不一致などは許されません。日本人はハイブリッドな幻想的な記事を創造し、それが日本の結束の強い社会を反映する日本道の一例となっています。

歴史的に、日本人は過去にしばしば束縛されますが、彼らが日本の核心的な価値観を受け入れ続ける限り、彼らは第三の文明のキュレーターとして前進し続けます。それは、理性の時代と日本国憲法に埋め込まれた聖徳太子の原則を融合させ、日本社会の進化の真の反映です。

文学ママ

1939年9月18日、筆者の最愛の義母である安田榮子が地球大気圏に突入した時代の、無垢な少女の驚異的な忍耐に深く思いを馳せずにはいられません。

榮子の幼児期には、1942年にハーバード大学の秘密研究所で開発されたナパーム弾という新しい征服と死の道具によって、榮子の街はアメリカの戦争機械によって焼き尽くされました。これが東京大空襲と呼ばれるものです。

4万トン以上のナパーム焼夷弾が日本の主要都市に降り注ぎ、この特別な死と破壊の道具は、日本の文明基盤全体を消滅させようとする試みの失敗で、特に日本の民家を破壊するために設計されました。

太平洋戦争について、アメリカの死の商人、カーティス・ルメイの永遠に残る悪言があります。

「我々は日本人を殺すことは、全く苦にならない」

「もし戦争に負けていたら、我々は全員、戦争犯罪人として訴追されていただろう」

これらの欧米の軍産複合体の本質を反映し、他の生活様式や文明を破壊し殺戮するという彼らの狂気の哲学は、堕落した戦争屋が掲げる目的が、今や公式に自由とデマとして宣言されているように、衰えることなく続いているのです。

GHQが日本の民間人に行った世界初の核兵器による大虐殺を、母なる地球が体験し、その結果、ハードコア史の特定の時代において、陽気な過渡期の日本国家が制圧された時、榮子は、わずか5歳でした。

太平洋戦争終結後、約二年も経ってから榮子の父榮治は生きて帰還することができました。榮子と榮子の母はとても幸運でした。しかし安田榮治の優しい魂は、あの戦争ので深く傷ついたことでしょう。

幸いなことに、その後、榮子の家族は逞しく、父は家業を興し、当時としては珍しく、三人兄弟の年少者の長女の榮子を、女子大学に入学させることがでました。

筆者が地球に降り立つ、1963年のわずか前年、1962年（昭和37年）に大学を卒業した榮子は、日本文学を専攻していました。これが私が榮子を文学ママと呼ぶ由来です。

文武両道で温厚な榮子は、大学で当時の文豪たちから講義を受けることができたのでした。

「コタンの口笛」で有名な石森延男や、日本文化に多大な功績を残した草野心平など、日本文学の巨匠たちから直接講義でインスピレーションを受けたのです。

現在の榮子は、今だに日本語の理解力が高いだけでなく、麻雀の腕もよく、横浜近郊でソウルメイトである女友達と毎週集まり、83歳という若さと元気で、活気に満ち足りた生活を送っています。

私はいつも、日本語の難しい言葉や、決まり文句が大好きなのですが、次のような古くからの格言は、日々、真実味を帯びてきます：

「生徒の準備が整えば、教師は現れる」

元少年は、このような前代未聞の機会に選ばれたことを、大変光栄に思っています。和気あいあいとした、そしてとてもパワフルな文学ママの膝元で悟りのイベントを受け、彼女の知恵を吸収し、文学ママの個人講義を受け、第二世代のような形で、日本の偉大な文学者たちの指導を受け継ぎます。

啓蒙特集：
文学ママの、父親の戦争からの帰還、戦時中の食糧事情、現美智子皇太后殿下との出会いが、肉声で収録されています。

アリス・メイベル・ベーコン物質界の大気圏に突入したのは、1858年2月26日。ビクトリア朝時代の大学教授の娘で東海岸出身のアメリカ人であったアリスは、明治維新の際にマテリアル・スラッジの任務に就くことになった。

幕末松の時代、日本文明は理性の時代といわれた工業化を推し進めましたが、アリス・メイベル・ベーコンはそこから生まれたのです。

ベーコンさんは、その利他的な教育理念を反映し、啓蒙的な名誉教授として、津田梅子と力を合わせて文明的な結合を作り上げた、啓蒙教育の領域で本当に傑出した人物である。

理性の時代を神聖な日本の道へと導いた2人の基礎的な女性は、カイゼンの概念を体現し、すべての生命を少しずつ向上させながら、人間教育の進化を促す触媒として鼓動する2つの純粋な心臓である（バンブツ）。

もし、どこから話を始めたらいいのか迷ったら、もう一度「始まり」から始めてみてください。

1872年、岩倉使節団の有力者であった森有礼は、アリスの家族を海外ホームステイの最初の例の1つに選んだ。

この例では、明治維新の12歳の日本人学生（山川捨松）が、純血主義の姉妹的な同胞、急成長中の北米連合を代表するアリス・メイベル・ベーコンと結ばれました。

文明開化の時代、明治政府は「岩倉使節団」として5人の少女を海外に派遣し、教養を身につけさせました。

明治政府が岩倉使節団として5人の少女を海外に派遣し、教養を身につけさせようとしたのであるが、その際、彼女たちが互いに感じた不思議は、10年という短い時間の中で、教養と学問を通じ、互いに輝きあったことであろう。

間違いなく、この明治時代の10代の日本人の心に関する独占的な内部知識は、アリス・ベーコンに来るべき最高の経験への準備をさせ、高貴で崇高なスペクトルの内側の経路を通して明らかにされた女性学問の二人の先見者、津田梅子と対をなす西洋人としてのアリス・ベーコンの遺産を形成することになった。

1888年、ベーコン先生は、ホームステイ先の大山捨松姫から日本への招待状という形で恩寵を受け、スピリット・シスターの津田梅子にCCを送り、アリスは「来てください」と言われると、はっきりと「イエス、アイキャン」と答えました。

学習院女子大学の語学教師として初めて日本を訪れた彼女は、そこで初めて自分の目で、明治時代の著名人であるパトリック・ハーンにこう評されたものを見た： 「妖精の国」である。

ベーコン先生とその妹の梅子おばさんは、無知と心の貧困の暗闇に一筋の光を放ち、謙虚さと威厳、そして無限の広がりをもって、知識教育の未来を蛮仏に広げる、一体の天才的な女性教育者であることを、もし少しでも予感していたなら。

彼女の日本での初体験は、日本社会の特異な性質、最も不思議な深遠な共同体概念の現れ、実際には日本人の標準的な手順であることを観察したとき、明白に、深く形成されたものであった。

明治21年の日本社会は、この西洋の清教徒である自分の青い目を通して、どのように見えたのだろうか。

アリス・ベーコンは無宗派の純血主義キリスト教徒として育てられたので、日本人の道というのは、最初はとても衝撃的だった。

この絶妙なおとぎの国は、ルイス・キャロルの小説を彷彿とさせ、その主人公は、実のところ、愛するアリス・ベーコンと同じように、形而上学的な超現実のワンダーランドで素晴らしい旅をしたのですから。

実は、アリス・ベーコンのライフワークを理解することで、一神教という枯れた概念を見事に超越した彼女を評価するようになったのです。

もし、日本という島々での直感的な体験がなかったら、彼女はもっと深く精神的に豊かになっていたことでしょう。

日本人の根底にあるのは、無限の真理を体現する「萬仏」という考え方です。

日本列島は火山性の地形であるため、温泉が多い。

日本では古来より共同浴場が標準的な生活習慣となっています。

アメリカ東海岸の少女が、裸で無防備になり、精神と魂をむき出しにして、日本式の清潔さを共有するために女湯に入り、神秘的な冷たい夜の空気の中で日本の同胞と一緒にいるところを想像してください。

おそらく、女性的なアリスは、この場所で、日本人の非凡な愛の概念を吸収しながら、自分の本物の身体的な傾向を発見し、受け入れたのだろう。

数年後の1900年4月、ベーコン先生は再び日本に招かれ、津田塾大学の前身である女子英学塾の設立を手伝い、1902年の春、ついに祖先の故郷コネチカット州に戻り、1918年5月1日に地球圏から退去しました。

ベーコン先生の神的使命の達成は、彼女の清教徒の魂と梅子おばさんの精神が見事に融合し、近代日本、第三文明の創造者に結実したことである。

マギーメーの法則

1940年8月24日、地球の大気圏に突入し、並外れた母親という希少で幸運な哺乳類がいます。その名前はマギー・メイ。

私が幼少期の頃、まだマギー・メイはごく普通の母親でした。

マギー・メイは、可憐で物静かなクリスティーナ・プリムローズ・アディソンと、その配偶者であるアリスター・キーン・リチャードソンによって、始めは大都市で、そしてブリティッシュ・コロンビア北部の自然豊かな地域に移り住み、育てられました。

夏はシュスワップで取れる葡萄で作られた、上質なワインがとても美味しく楽しめますが、しかしその楽園の片鱗の代償として、やがて訪れる極めて厳しい冬は避けて通れません。

北極圏のような気温が数ヶ月続き、氷点下をはるかに下回る時期が、間違いなく毎年やって来るのです。

マギー・メイの心の奥底には、木製のストーブがある小さな山小屋で鍛えられた、雄弁な生存メカニズムがありました。

マギー・メイには、不屈の精神と決意を吟味するための試練がたくさんあり、一族の新しい運命を切り開くという、潜在的な願望もありました。

マギー・メイは、常に内省的で判断力に優れた母親でした。学校でとても悲しいことがあり、泣きながら帰ってきた小学3年生の息子を、誠意を持って慰めたのでした。

よだれを垂らす公務員が、たまたま機嫌が悪い日には、無差別に生徒という被害者に八つ当たりして、私たち子供に忌まわしい思い出を残しました。

ヒント：٩(♡ε♡ )۶ミント

これは「八つ当たり」と呼ばれるものです。

人が自身を成長させ、進歩しようとしているのであれば、疫病のような八つ当たりは避けるべきです。そうでなければ、厳格な無条件の愛の概念に窒息し、更にひどい目に遭い、それに応じて対処する必要に迫られます。

神の介入か、それとも全くの偶然か、マギー・メイの強力な手腕がフルに発揮された事件がありました。私への教師の酷い八つ当たりが起こった時ちょうど、マギー・メイは、数年に渡り地元の教育委員会の委員長を務めていました。

その八つ当たり教師は、その学期が終わると共に、学校を首になりました。寄生虫は追い払われたのです。

これは、マギー・メイが教育委員長だったので、裏で糸を引いていたのでしょうか？このお話を読む必要のある、全ての人々のためにはっきりさせておきます。

ここだけの話ですが、マギー・メイは、どんな時も話し合いで解決しようとする人でした。

そうです、少なくとも水風船遊び事件の日まではそうでした ʅ（◞‿◟）ʃ

私は、たった10セントほどの材料費で、2段構えに作られた発射台を作りました。そしてそれを、妹のベッドの上に設置し、水風船を膨らまし始めたのです。そしてそれは見事に大失敗したのです。

その日マギー・メイは、親戚が来ることになっていたため、せっせと家中を掃除したばかりでした。しかし悪い事にメガ水風船は、まるで制御不能の大馬鹿者のように、罪の無い妹のベッドを、ぐっしょりと濡らす事になってしまったのです。

この日ばかりは、マギー・メイは手彫りの楓の木杓子を使って、風流な夏の日に水風船を楽しむという、密かないたずら行為の愚かさを叱咤しました。そしてそれは、私の心に深く刻まれることになったのです。

マギー・メイは心を痛めながら、その木杓子で、私の両掌を７回叩きました。水風船で大変なイタズラをした10歳の私にとって、当然の報いでした。

1—二度

2—と

3—同じ

4—事を

5—やらないと

6—約束

7—しなさい

それから私は、より深い思慮と荒野の放浪のための旅に出ました。 ですから親切なマギー・メイに感謝します。 時には厳しい愛が啓発を促し、より丸みのある人間的な道 へと成長します。

挑戦的な態度とは何でしょう ( ͡° ͜ʖ ͡°)

マギー・メイは、挑戦的な態度の概念を真っ向から否定し、他の全ての人にも同じような考えをお勧めしています。

マギー・メイ流の揺るぎない基盤である慈悲深い心と揺るぎない体質に対する反対理論として、不快で濁った過去の話術の絶え間ない基盤が残っているのです。

過去は変えることができませんが、人生について別の流儀、より鋭い角度、別の視点で考える自由はあります。自分自身を愛し、ユニークな無限の旅に出るのはどうでしょう。

マギー・メイの最愛の夫は、いつからか、大量のアルコールで感情的な苦しみを癒すという一般的な儀礼で、疲れ果てて落ち着かない魂を癒していたのですから。

この厄介な問題を適切に緩和するために、そして家族の絆を深めるために、彼女はアルコール依存症を実践的な自虐的視点から研究することにしたのです。

その後の10年間、オカナガン大学の通信教育と夜間授業を経て、苦しんでいる人を理解し、過去を癒すための権威ある力と不屈の精神を持った心理学者として、ビクトリア大学を卒業しました。

長い一日が終わると、母親マギー・メイは2階に上がり、シンプルな机の上で、無限の空間へと、彼女をいざなう本の隅々にまで夢中になりました。私は、芸術の女神が信仰の道を指示する間に、人類に対する彼女の理想像にさらに特別に時間をかけるのを目の当たりにしました。

栄光から転落する前には、常に自尊心がつきまとうものですから、声高に自尊心という言葉を口にすることはありません。

しかし、この奇跡的なケースでは、真実を語らなければなりません。「日出る国」に住むこの元少年は、愛するマギー・メイのDNAから生まれた事を、これ以上ないほど光栄に思っています。

ボーナス(*≧∀≦*)話

見知らぬ人に話しかけましょう*\(^o^)/*

マギー・メイを通して学んだ最も重要な授業の一つには、見知らぬ人と関わり、人類の唯一の真実である宇宙愛の周波数を変調させながら、それを確立するという感情の概念でした。

東京ローズを知っていますか

人生とは　時間　場所　機会

時代の波にのまれて

東京ローズはアメリカ生まれの日本人女性で、、アメリカ軍兵士のために日本のプロパガンダラジオ番組の司会をしていました。

1941年、UCLAで医学博士号を取得した後、運命の悪戯により、人生が劇的に変化します。

ローズは大学の卒業祝いを兼ね、病気の叔母を見舞うために日本へ帰国しました。

しかし、その直後、日米の緊張が高まり、ローズはアメリカに帰ることができなくなります。アメリカ行きの最後の船は彼女を乗せず、「」に取り残されてしまいます。

そして、ローズが叔母の家に滞在している間に、日本の秘密警察が家の扉を激しく叩きました。

秘密警察は、ローズがアメリカの市民権を放棄し、日本の天皇に忠誠を誓うことを要求しに来たのでした。

ローズがそれを拒否したため、敵国人となり、食料配給カードももらえなくなりました。

1942年、ローズの家財は民主党のアメリカ政府によって没収されました。

家族全員が悪名高い日本人収容所に移され、アリゾナの乾いた砂漠がローズの新しい住処となりました。

そして両親との手紙も途絶え、音信不通のまま、突然孤立してしまったのです。

しかしその時、もしかすると彼女の魂に宿る日本人のDNAがささやいたのかもしれません。

レモンをもらったら、レモネードを作りなさい。

災いを転じて福となす。

ローズは英字新聞社にいる時、短波ラジオのニュースを聞いたものを、日本語に書き起こす仕事を始めました。

当時のラジオ東京では、東南アジアで孤立しているアメリカ兵のために放送する番組の原稿を書きました。

そこで思いがけず「ゼロ・アワー」という米兵向けの娯楽番組の司会を頼まれることになったのです。

東京ローズの謎の一つは、彼女の女性らしい日本語の声を聞いた米兵たちの感じた愛情でしょう。

アメリカ兵達は、ハッピーランド（アメリカ）を出て、太平洋戦争でたくましい日本軍と戦う前に、アメリカ兵に見せられたプロパガンダ映画のように、エキゾチックな芸者を想像しながら、ローズの声を喜んで聞いていたに違いありません。

彼女の本名は、イバ・トグリといいます。本人は東京ローズとは名乗らず、放送中はオーファン・アニーと名乗っていました。

東京ローズとは、南太平洋にいた孤独なアメリカ兵が、彼女の癒しの声と音楽を聞いて、憂鬱になり、落胆したことから生まれた造語です。

1945年、第二次世界大戦が終わると、ローズはアメリカ軍に裏切り者として調べ始められ、日本のプロパガンダを放送した罪で告発され、証拠不十分で釈放されるまで丸１年拘留されました。

しかし、この不幸な運命に、不幸はさらに続きました。

ローズの辛い試練は、アメリカ軍が広島と長崎、そして日本国民に対して行われた、２つの原子爆弾によるホロコースト事件と、巣鴨拘置所での１年に渡る拘留だけでは終わらなかったのです。

ローズの話は、ウォルター・ウィンチェルという、世間から忘れ去られていた不機嫌な老人によって、アメリカの全土でのニュースになりました。

褐色人種、特に東京ローズのような強い女性を嫌う、卑しいオッチャン。

悪名高いランドルフ・ハーストという人物が、このウィンチェルを支援しました。このような種類の人類の寄生虫達は、現在、アメリカのメディアに浸透している雑誌やテレビのチャンネルで、例外主義という醜いウイルスを市民の心にはびこらせる、みだらな中傷ジャーナリズムの始まりに等しいと、誰もが気づき始めるでしょう。

そして1948年、トルーマン大統領により、ローズはアメリカに戻され、裁判にかけられ、最終的に反逆罪で起訴されました。

東京ローズは、アメリカ史上7人目の国家反逆罪の被告となったのです。

1949年の裁判で、ローズは8つの反逆罪のうちの1つで有罪判決を受けた後、1956年に刑務所から仮釈放されました。

スケープゴートと言われるやり方ですが、アメリカ帝国は、この邪悪なプロトコルを科学的に利用しています。

おそらく、アメリカ軍が日本に対して行った戦争犯罪、ナパーム弾による都市破壊だけでなく、罪のない日本の一般市民に対して行われた核兵器による大量虐殺から、民衆の注意をそらすためだったのでしょう。

アメリカ帝国の極悪非道な本性は、1974年、調査をしたジャーナリストたちが、ある重要な証人が、証言の際に嘘をつくことを余儀なくされたことを知ることから明るみに出ました。

そしてローズはFBI（連邦捜査局）や占領軍警察から、証言台で何を話すべきか何カ月も指導され、協力しなければ反逆罪の裁判にかけられると脅されたといいます。

1977年、フォード大統領は、これらの事実と起訴前の問題点を踏まえ、ローズを赦免しました。

東京ローズは、運命の悪戯により歴史上の人物となり、今日に至るまでワンネスへの凶悪な侵略行為を続ける、道徳的に破綻したアメリカ帝国による勝者の正義によって、人生を破壊された人物の一人でしょう。

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